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┃保┃育┃の┃父┃・┃佐┃竹┃音┃次┃郎┃に┃学┃ぶ┃会┃★┃通┃信┃

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┃ ┃音┃次┃郎┃会┃◆┃I┃N┃F┃O┃◆┃v┃o┃l┃.┃0┃4┃

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 春です。桃の節句、卒業、進学の季節になりました。8ヵ月ぶりの通信です。

 

 保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会(通称:音次郎会)から会員の皆さまに会報

 (メールマガジン)により会の動きを報告させていただきます。

 

 今号では、発足2年目の総括と次年度の計画を中心にご報告します。

 

◆◇INDEX◆◇

 

【1】2016年度 活動報告

 

【2】「志国高知 幕末維新博」はじまる

 

【3】音次郎紙芝居の制作

 

【4】音次郎のお宝を「開運!なんでも鑑定団」

 

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【1】2016年度 活動報告

 

 ●定例会

 

 今年度から役員会を定例会と名前を変えて、どなたでも自由に参加できる会の運営にしました。少しずつではありますが、会員さんも参加してくださるようになりまし

た。

 

6.11(土) 第1回定例会 12人参加

8.20(土) 第2回定例会 12人参加

10.22(土) 第3回定例会 11人参加

2.25(土) 第4回定例会  6名参加(役員会のみ)

 

 また、第3回定例会では勉強会として「佐竹音次郎の児童福祉先駆者に学ぶ」と題して青木浩元若草園園長に講演をしていただきました。青木さんが若い頃、ボランティアで児童養護施設に関わった事からはじまり、若草園との出会い。音次郎が設立した鎌倉保育園での研修を経て見た音次郎の後ろ姿を語ってくださいました。

 

 ●広報活動

 

 今年度も「保育の父・佐竹音次郎」をより広く知っていただくために、様々な方法で広報活動を展開しました。

 

4. 1(金) 四万十市広報4月号に音次郎講演会の告知記事掲載

5. 1(日) 音次郎講演会ポスターを四万十市内各地区に配布

5.13(金) 高知県国際交流課と今後の連係を模索する

5.22(日) 作家・山本一力さんに聖愛一路を贈呈(浦田副会長を通じて)

6.11(土) 四万十市図書館に『聖愛一路』5冊寄贈

8.26(金) 四万十市長と維新博について面談

8.31(水) 中脇初枝さんへ聖愛一路を贈呈し顕彰活動の協力を依頼

10.12(水) 高知新聞夕刊に音次郎などの研究会が掲載される

11. 8(火) 四万十市観光商工課と維新博の音次郎案内看板設置の打合せ

11.11(金) 高知新聞声ひろばに西内副会長の投稿が掲載される

 

 会員さんの関わりのある団体などで「保育の父・佐竹音次郎」をPRしてもよい機会を提供してくださる場合は事務局にご一報ください。

 

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【2】「志国高知 幕末維新博」はじまる

 

 ご周知の通り高知県では、大政奉還150年に当たる平成29年と、明治維新150年に当たる平成30年の2か年にわたって、歴史を中心とした博覧会「志国高知 幕末維新博」が開催されます。四万十市においても地域会場や観光クラスター(周遊コースづくり)など取り組まれております。

 この中で四万十川下流域(海までロイロイ)コースでは佐竹音次郎ゆかりの史跡が取り扱われます。県道20号下田港線などに維新博の看板が設置される予定になっております。また、中央公民館の展示スペースにも佐竹音次郎のパネルが設置される予定です。

 維新博は歴史を中心とした周遊型博覧会で、観光誘致などの目的もありますが、高知県内に存在する歴史資源に磨きをかける取り組みもあります。まだ埋もれている土佐の偉人「保育の父・佐竹音次郎」を発掘するまたとない機会になればと願いつつ、音次郎会でも維新博に期待を込めています。

 

 開催期間

平成29年3月から平成30年12月まで

第一幕:平成29年3月4日(土)から第二幕開幕まで

第二幕:平成30年1月から平成30年12月まで

 

 維新博の公式ホームページがございます(高知県庁)

⇒ http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/020101/rekishihaku.html

 

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【3】音次郎紙芝居の制作

 

 音次郎会では地元での音次郎学習に活用できる「音次郎紙芝居」の制作に取り組み始めました。昨年度から練り上げていた台本が完成し、絵図の制作を中村高校漫画研究部に依頼しました。今年度は3回打合せを実施しました。中村高校はまんが甲子園にも2回出場する実力があり、地元でのコラボレーションが図れることは有意義なことだと思います。

 1月の打合せではラフスケッチを完成させてくださっており、音次郎会が書いた台本に表現している音次郎の心意気が、漫画の画力によって、またキャラクターの目力によって余すことなく表現されていると感じました。

 今後、完成するのが待ち遠しい思いです。

 紙芝居が完成すれば、児童たちの学習教材として活用されるように製本できればと願っております。乞うご期待。

 

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【4】音次郎のお宝を「開運!なんでも鑑定団」

 

 ●音次郎の資金集め

 

 音次郎は経営する保育園(現在で言うところの児童養護施設)の資金集めのために、当時の著名人に書画を描いていただき、それを頒布(販売)しました。音次郎の文献によれば「揮毫(きごう)」と呼ばれている物ですが、名士による書画会を開催してその売り上げを運営資金にしました。当時、施設運営のための措置費(政府からの運営資金)などがなく、音次郎が設立した「鎌倉保育園」は当初、自己資金によって運営されました。その後、政府の助成金を受けるようになりますが、不充分でした。

 

 ●書画会の売り上げ

 

 音次郎は賛助員を募集したり、募金用の缶を各所に設置したり、有料の事業報告書を頒布したり、医学書を刊行し売り上げで資金作りをしようとしましたが、一番効率的でかつ多額の援助金を得たのが書画会の売り上げでありました。

 書画会は明治44(1911)年頃から取り組み始めていますが、音次郎日誌によればこの頃、音次郎は揮毫の整理で「大多忙」と記しています。明治43(1910)年に内務省奨励助成金400円を受け取っていますが、大正2(1913)年6月と7月に京城(現在の韓国ソウル)で開催した2回の書画会の売り上げ2,000円を鎌倉に送金したと記録があります。

 

 ●各地に存在する揮毫

 

 1回の書画会で200点以上の揮毫を扱うこともあり、音次郎が扱った書画は全国に現在でもたくさん存在していると考えられます。音次郎会ではその1つでも収集して、音次郎の史料にできればと考えています。

 10.28(金) 浦田副会長の親戚宅、四万十市竹島の元酒造店だった家の応接間に立派な揮毫があり、音次郎の地元でもあるので書画会で扱われた物でないか調査しました。落款などから音次郎の時代とは合わず、音次郎の扱った物ではない可能性が高いとの結果でした。

 しかし、今後もこの様な音次郎の史料となり得る書画があれば、鑑定してみたいと音次郎会では考えています。美術品を鑑定する興味深い人気テレビ番組がございますが、音次郎が扱った揮毫は音次郎の施設運営を開いていったお宝なので「開運」と言うことができるかもしれませんね。

 音次郎に関わりがあると思われる書画をご存じの方がいらっしゃいましたら、事務局までご一報下さい。

 

(事務局:瀬戸雅弘)

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 現在の会員数 78 名 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

2017.3.3 Fri

 

  日本で初めて「保育」という言葉を生み出した『佐竹音次郎』に関心のある方、

 入会希望者のご紹介など、お気軽にご一報ください。

 

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  │保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会│     会長 山ア祥正

  └──────────────┘ 事務局:四万十市中央公民館内

                   「保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会」

 各種お問い合わせは →→→ 四万十市下田2211(若草園内)

                0880-33-0247 瀬戸へどうぞ♪

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※一部のメールソフトや閲覧する環境によっては、音次郎会会長山崎の「崎」の漢字が文字化けを起こすもある事が確認されています。山崎会長の崎の字は「山偏」に「立」と「可」を合わせたいわゆる「立つ崎」ですので、表示されていない場合は読み替えをお願いいたします。