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┃保┃育┃の┃父┃・┃佐┃竹┃音┃次┃郎┃に┃学┃ぶ┃会┃★┃通┃信┃

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┃ ┃音┃次┃郎┃会┃◆┃I┃N┃F┃O┃◆┃v┃o┃l┃.┃0┃8┃

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          (名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会 会長 浦田一雄

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          (名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会

 

 日本ではじめて子供の養育に「保育」という言葉を造り、そして自分の子供と同じ環境で分け隔てなく共に育て、その「家」に「保育の園」と名付けたのが竹島出身の佐竹音次郎です。ところで日本の人口は8年連続で減少し、約30年後には1億人未満になるそうです。そこから先は加速的に減っていきます。その少子化問題と相反しての児童虐待問題があります。音次郎が何を大切にしたかったのか、音次郎を研究する中でそんな社会問題とも向き合う糸口があるように思います。

 

 保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会(通称:音次郎会)から会員の皆さまに会報(メールマガジン)をお届けします。

 

 今号では、10月の定例会の案内、音次郎歴史文献の入手の話題が中心です。

 

◆◇INDEX◆◇

 

【1】音次郎会10月の定例会と横山充男交流会のご案内

 

【2】音次郎歴史文献が寄贈される

 

【3】高知新聞厚生文化事業団の助成が決定される

 

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【1】音次郎会10月の定例会と横山充男交流会のご案内

 

 同封のチラシをご覧下さい(お友達にもお知らせいただけるように2枚同封させていただきました)。電子メールでこれを受信されている方はこちら(http://otojiro.link)をクリックしてご覧下さい。

 

 ●10月定例会

 

勉強会『桑原戒平と沖本忠三郎』

発題者 田中 全さん(元四万十市長、現幸徳秋水を顕彰する会事務局長など)

日時:10月13日(土曜日)午後2〜4時

場所:下田の若草園(チラシに地図がございます)

 

 桑原戒平と沖本忠三郎は佐竹音次郎・熊夫妻にとって大変ゆかりのある人物です。戒平は音次郎が上京したときの恩人であり、忠三郎は熊の父です。音次郎が軍人を目指して上京した時、戒平は音次郎に小学校長になるように導きました。音次郎は忠三郎の娘くまと結婚します。忠三郎の長女幸子は女医として鎌倉で活躍しますが、陰で音次郎の事業を支援していたことも最近の研究により判ってきました。

 音次郎が大変お世話になった、その戒平と忠三郎も密接な関わりがありました。この中村出身の4人が明治維新から後の時代、どのような生涯を貫いたのか、史実に基づいて語ってくださいます。

 音次郎会にとっても広がりのあるテーマであり、大いに期待しております。児童養護施設若草園の見学の機会にもなりますので、ぜひともご参加下さい。

 

 ●横山充男交流会

 

交流会『音次郎の史跡巡りと交流夕食会』

ゲスト 児童文学作家 横山充男さん

日時:10月28日(日曜日)午後3時/夕食会は5時から

集合場所:新ロイヤルホテル四万十/厨房わかまつ(四万十市愛宕17 35-0051)

 

※お車でお越しの方は四万十市役所に駐車して徒歩にてホテルロビーへ向かってくださ い。ホテルへの駐車は迷惑をかけますので、ご遠慮下さい。史跡巡りはキャラバンに乗り合わせて向かいます。山歩きができる服装でお願いいたします。

※どちらかだけの参加もokです。

※史跡巡りは参加費無料です。申込みも不要です。

※夕食会参加にはお申し込みが必要です。参加費は5,000円です。

 

 横山充男さんは少年時代を中村で過ごし、郷土の魅力をおりこんだ本をたくさん書いておられます。現在、音次郎会からの依頼を受けて音次郎の伝記を執筆してくださっています。今回、横山さんと共に音次郎の史跡巡りをして、夕食を共にする交流会を企画しました。

 また同日の午前、横山さんは四万十市立図書館で講演をなさいます。詳しくは四万十市立図書館または四万十市ホームページをご覧下さい。

 

 横山充男:高知県出身。『少年の海』で児童文芸新人賞、『四万十川物語 光っちょるぜよ!ぼくら』で日本児童文芸家協会賞を受賞。ほか『幻狼神異記』シリーズなど多数の作品がある。日本児童文芸家協会会員。最新刊『結び蝶物語』好評発売中。

 

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【2】音次郎歴史文献が寄贈される

 

 それは2018年8月17日金曜日、午前11時頃の出来事でした。宅急便にて大きな箱2つが事務局に届きました。これこそが、音次郎会が2015年5月10日に発足してからの願いであった、音次郎の貴重な歴史的文献です。この日、縁者から音次郎会へとそれが寄贈されました。これをきっかけにまだよく分からないことが多い音次郎研究に拍車がかかるでしょう。研究の輪を広げるために、それを誰でも閲覧ができるように取り組むと同時に、貴重な史料を守る為に、音次郎会ではすべての文献の電子化を推進します。

 

 ●緊急募金の中間報告(現在目標の74%)

 

 会員の皆様には重ねての募金のお願いで恐縮でしたが、先般、スキャナー購入のために目的をしぼった募金をお願いしました。10月末までに20万円の目標です。そうしましたところ、本日(10.4)現在14万8千円が寄せられております。

 もう一歩のところまで来ております。様子をうかがっておられた方、是非ともご協力をお願いいたします。

 

 ●史料到着が高知新聞に掲載される

 

 2018年(平成30年)9月6日(木曜日)高知新聞日刊 22面に今回の出来事が掲載されました。新聞記事はホームページに掲載しております。以下に、記事の全文を掲載いたします。

 

佐竹音次郎縁者 日誌や書簡寄贈

 

「保育の父」顕彰に弾み 四万十市の団体「貴重な資料」

 

【幡多】四万十市竹島出身で「保育の父」と称される佐竹音次郎(1864〜1940年)の日誌や書簡などが、地元で顕彰活動をする有志グループに寄贈された。グループは音次郎の横顔や足跡を深く理解できる貴重な資料だとして、活動に弾みをつけようと意気込んでいる。

 苦学して医師になった音次郎は1896年、神奈川県鎌倉市に身寄りのない子どもを預かる「小児保育院」を開設。児童施設に初めて「保育」の名称を使った。その後は病院経営から退き、保育事業一筋に心血を注いだ。

 寄贈された資料は、1905年から39年にかけて音次郎が書いた日誌31冊、家族や知人らと交わした書簡約100通など。音次郎の縁者(85)=横浜市在住=が、四万十市の「保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会」の熱心な活動に心打たれ、託した。

 和紙に毛筆で書かれた日誌には、両親の失踪で預かっていた女性が結婚するに当たり、戸籍調査を警察署長に嘆願したことや、同郷の社会主義思想家、幸徳秋水やキリス卜教思想家の内村鑑三を訪ねたことなどが書かれている。

 大勢の子どもを養うため開いていた書画の即売会に、伊藤博文や東郷平八郎ら、そうそうたる面々が揮毫したとする目録もある。

 「−学ぶ会」の浦田一雄会長(66)は「資料はもっとあると聞いている。スキャナーで末永く保存して、音次郎を多くの人に見て知ってもらえるよう活用法を考えたい」と話し、スキャナー購入に向けて募金活動を始める方針だ。(高知新聞 兵等剛)

 

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【3】高知新聞厚生文化事業団の助成が決定される

 

 ●高知新聞厚生文化事業団から助成事業として認可される(助成金10万円)

 

 9月11日(火曜日)、2018年秋の助成12団体の1つに音次郎会も選考されました。

 

 ●助成金事業の内容は「地元からの認知度の拡大」

 

 音次郎会は県外からも広く会員が連なり、運営が支えられておりますが、まだまだ四万十市竹島出身・保育の父・佐竹音次郎はあまり知られていないといわざるを得ません。

 高知県では維新博が展開されていますが、これに併せてやっと、竹島にある2つの音次郎史跡に案内看板が設置されました。しかし、まだまだ現地は不案内といわざるを得ません。この歴史博覧会は観光誘致による経済効果ばかりではなく郷土の偉人を再発掘する目的もあるはずです。

 音次郎会では地域の児童福祉向上を願って音次郎に学びつつ子供を大切にする社会の提唱をしております。

 

 ●地元発信の「保育の父」

 

 この音次郎会が発足するきっかけの1つのに、昨年4月に惜しまれつつ逝去された元副会長・西内育二朗氏の自主研究があります。彼は帰郷後、自分史づくりのため竹島墓地を訪問した時、夢の碑を発見しました。やがてそれが音次郎の建立した物である事を突き止め、音次郎が支援した四万十市下田の若草園に文献を探しに来られました。折しも若草園創立55周年記念事業と重なり、歴史的にお世話になった音次郎の研究も始まる機運と重なり、市民団体として「音次郎会」発足の運びとなりました。

 この12月の定例会は佐竹音次郎の地元、そして育二朗氏の地元でもある竹島での開催となります(下田地区竹島防災コミュニティーセンター)。まだ知られていない偉人を地元から盛り上げると共に、今回、この助成金によって育二朗氏が私財を投じて製作したリーフレットを再版して、音次郎の福祉の心を広めて行きたいと考えています。

 

 ●音次郎を紹介するパンフレットの1つとして

 

 音次郎会の働きが及ばず、まだ音次郎を紹介する資料(パンフレット、リーフレットなど)が少ない状態です。この竹島の偉人を紹介するパンフレットを、竹島の西内氏が制作したところに意味があると感じています。今回の助成金事業にて、栄光会が制作したリーフレットに続く、音次郎を紹介するパンフレットとしてこれが加えられれば、地元の子供や観光客に音次郎を紹介する基礎資料として大いに役立つこどでしょう。2018年度下期の事業ですが、できれば12月に地元で開催される定例会に間に合うように、作業を進めていきたいと取り組んでおります。

 

 なお、助成金決定の新聞記事はホームページに掲載しております。

 

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 お願い:会員数が伸び悩んでいます。高齢化により、会員数が自然減している現状です。保育の父・佐竹音次郎に興味がありそうな方を、ご紹介くだされば幸いです。事務局から案内を送付いたします。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 現在の会員数 96 名 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

2018.10.04 Thu

 

  日本で初めて「保育」という言葉を生み出した『佐竹音次郎』に関心のある方、入会希望者のご紹介など、お気軽にご一報ください。

 

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  │保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会│     会長 浦田一雄

  └──────────────┘ 事務局:四万十市中央公民館内

                   「保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会」

 各種お問い合わせは →→→ 四万十市下田2211(若草園内)

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