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┃保┃育┃の┃父┃・┃佐┃竹┃音┃次┃郎┃に┃学┃ぶ┃会┃★┃通┃信┃

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┃ ┃音┃次┃郎┃会┃◆┃I┃N┃F┃O┃◆┃v┃o┃l┃.┃1┃1┃

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          (名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会 会長 浦田一雄

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          (名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会

 

 待望の新しい音次郎の伝記「万人の父になる―佐竹音次郎物語―」が8月30日に学研か

ら発売されました。四万十市図書館にも収蔵されていますが、ぜひお求めになってご覧く

ださい。

 5周年となった保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会(通称:音次郎会)から会員の皆さまに

会報(メールマガジン)をお届けします。

 

 今号は、出版祝賀会の報告が中心です。

 

◆◇INDEX◆◇

 

【1】横山充男著「万人の父になる―佐竹音次郎物語―」出版祝賀会の報告

【2】「万人の父になる」の購入方法とお願い

 

――――――――――――――――◆◇◆◇

 

【1】横山充男著「万人の父になる―佐竹音次郎物語―」出版祝賀会の報告

 

日時:2019(R1)年11月3日(日) 18-20時

場所:新ロイヤルホテル四万十 2階

主催:保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会

   76人出席

 

開会の辞 (司会:音次郎会会員 野地ちえみ)

 

1 祝辞 (四万十市長 中平正宏様)

 

 この度は佐竹音次郎先生の伝記「万人の父になる−佐竹音次郎物語−」の出版、心より

お慶びを申し上げますと共に、音次郎先生に学びながらも顕彰活動、「福祉の心」の志し

日々運動されています関係者のみなさまの厚い情熱に敬意を表し、祝賀会の開催にあたり

一言お慶びを申し上げます。

 さて、皆さんご承知のように音次郎先生は保育の父として日本で初めて「保育」という

言葉を当時の児童養護施設に命名され、聖愛主義という理念の下、困った人に本当の意味

で寄り添い、手を差し伸べるという福祉の原点を貫いた方でもあります。先生の御功績は

日本のみに留まらず隣・韓国の京城、そして中国の旅順、大連、北京、そして台北と大変

多くの地域にその足あとがございます。

 今回の伝記出版は浦田会長の「全国の方に佐竹音次郎先生について知ってもらいたい」

という熱い思いが、児童文学作家でもあります横山充男先生のもと実現したものとお聞き

いたしております。また今年5月に開催された勉強会では県立・高知城歴史博物館の渡部

淳館長に先生の日誌の内容を御紹介していただき、先生の人柄を知る大変有意義な勉強会

であったとお聞きをいたしております。

 10月から幼児教育・保育の無償化がスタートしましたが、全国的には待機児童の問題や

保育士不足などまだまだ課題は山積しているのが実情であろうと思います。先生が小児保

育院を開設された折にも多くの苦難に直面をしながら、福祉に身を捧げて来られたことを

うかがい知りました。ぜひ今回の伝記出版が多くの方に先生の足あと、功績を知っていた

だくきっかけになることを願っております。

 結びにあたり伝記「万人の父になる」出版に向け、御奔走くださいました関係者のみな

さまの努力に対しまして深く感謝を申し上げますと共に、保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会

のより一層の御発展、ご参会のみなさまのご多幸を祈念申し上げまして本日の挨拶といた

します。

 本日は誠におめでとうございます。

 

2 乾杯音頭 (社会福祉法人聖音会 常務理事 佐竹敬様)

 

[司会] 佐竹様はこの催しのために神奈川県からいらっしゃいました。

 

 昨日、音次郎会の会長に会ったらば、打ち解けた形の中でこの会を催したいというお話

しを聞きました。最初に市長様、そして後ほど御挨拶くださる県議会議員様、県の地域福

祉部長様にもおいで頂いておりますが、みなさん、お知り合いの方がたくさんいらっしゃ

ると思います。

 私は音次郎の孫としては、男としてはただ一人残っております。現在、満87歳になりま

して、音次郎より10年長生きしました。音次郎の写真を見ますと随分ひげを生やして如何

にも整然としております。私はいちおう法人の常務理事として今日、音次郎会はじめ、み

なさまに感謝をしたいということで来させていただきました。みなさまに感謝申し上げま

す。

 それでは、声高らかに乾杯をさせていただきます。

 横山先生の出版記念、そして音次郎会の会長そして来賓のみなさま、そして会衆一同の

みなさまの益々の健康と発展をお祈りいたしまして、元気よく「乾杯」。

 

3 歓談飲食

 

4 来賓祝辞 (高知県知事 尾ア正直様/代読:地域福祉部長 福留利也様)

 

 この度、「保育の父」と呼ばれる佐竹音次郎先生の伝記「万人の父になる−佐竹音次郎

物語−」が郷土出身・横山充男先生のご尽力により出版され、本日、出版記念祝賀会が盛

大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。

 「万人の父になる」出版には横山充男先生をはじめ、保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会の

みなさまの多大なご努力、そして縁者の方からの貴重な資料の寄贈もおありになったとの

事であり、横山先生、そして出版に関わられたみなさまの熱い思いに心から敬意を表しま

す。

 さて、本県出身の佐竹音次郎先生は明治時代に神奈川県において保護者の居ない児童を

養育する現在の児童養護施設に相当する小児保育院を設置され、以来、大正・昭和の激動

の時代に社会の中で最も弱い立場に置かれた子供たちを、我が子と同じく分け隔てなく養

育された方であるとお聞きをいたしております。

 佐竹音次郎先生がお亡くなりになられて79年を経た今、我が国は戦後の荒廃から高度経

済成長期の繁栄を経て、成熟期を迎えようとしていますけれども、社会システムに様々な

ゆがみが生じてきており、多くの子供たちが経済的な困難のみならず虐待やいじめ等の問

題で大変厳しい環境の下に置かれております。

 現在、県ではこうした子供たちへの支援策を、県政の重要課題と位置づけ、抜本強化し

て取り組んでいるところではありますが、佐竹音次郎先生自らが名付けられた「聖愛主義」

の精神に基づく児童福祉の活動は今後、県での取り組みを進めていく上で大いに参考にな

るものと考えております。

 今回、佐竹音次郎先生の生き方や御功績が伝記として大手出版社から出版されることに

よりまして、県民はもとより広く全国のみなさまにも知ってもらうきっかけになると共に、

子供たちも読書を楽しみ、佐竹音次郎先生の「誰をも分け隔てなく愛育すべき」を理想像

とするその精神が将来にわたって語り継がれていくことを大いに期待しているところでご

ざいます。

 最後になりますが、横山充男先生の益々の御健勝と御活躍、そして本日お集まりのみな

さまの御多幸と御発展を祈念いたしまして、「万人の父になる」出版記念のお祝いの言葉

とさせて頂きます。

 令和元年11月3日 高知県知事 尾ア正直

 代読でございました。本日は誠におめでとうございました。

 

 (高知県議会議員 石井孝様)<要約>

 

 既に本を頂いておりまして、読ませていただきました。子供たちには読みやすく、大人

が読んでも読み応えのある素晴らしい本だなあという風に思いました。

 10月31日に高知県日韓親善協会の会があり、高知県出身の韓国 全羅南道 木浦で3000人

の孤児を育て上げた田内千鶴子さんの長男・田内基さんとお会いしました。この会にも来

たいとの事でしたが都合がつかず、是非よろしく、とお話しをいただきました。田内基さ

んは昨年、音次郎墓地も含めて中村の史跡を見て回られました。同じ保育愛の満ちた皆さ

んのお陰で今の日本が、地域が、社会があると思っております。

 知事のお話にもありましたが「これで保育は完璧だ」というのは難しいと思います。保

育の神髄はどこにあるのか、非常に難しいテーマだとは思っておりますけれど、日本には

三つ子の魂百まで、という言葉もございます。子供たちをしっかりと守り育てていくこと

が、日本の未来、社会を守り育てていくことに繋がると思います。こうした思いを持たれ

ている音次郎にしっかり学びながら、次の世界に何を残していくのか、考えていきたいと

思います。

 

 (高知県議会議員 土森正一様)<要約>

 

 大手出版社からとのことで、音次郎がこれから本当に全国に羽ばたいていけると期待し

ております。

 私は6年前に竹島で玉里教授の講演を聴きました。竹島で西内育二朗元副会長が夢とい

う碑を見て「これはどこから、どのような人だろうか」という事から始められて、そこか

ら音次郎にたどり着いた事がございます。それを育二朗元副会長はパンフレットにされ、

そして今、お陰で横山氏が伝記を出版されました。私は真っ先に育二朗副会長のお墓に行

って、その事を報告したいと思います。

 「高知の道徳」の中に音次郎も出ています。その中で、お母さんと子供さんが音次郎の

ところに来て「肺炎になっているけれども、この子を育てていかなければならない。身内

は私しか居ない」と言ったときに、音次郎が「よし、私が子供も一緒にみます」。そこか

らはじまった保育でございます。それから鎌倉保育園を設立して、その中で奉加帳を見ま

すと、日本のとんでもなく偉い方々が協力をしております。皆さんがいっしょになって音

次郎を支えてくれていたという事でございます。

 今、石井県議も言われましたが、保育というのは日本の根幹でございます。子供たちの

ためにやっていく事を、しっかりと音次郎の思いを持って、そしてまた、西内元副会長の

大きな思いを持って、私もがんばって参ります。

 

 (立教大名誉教授 浅井春夫様/本書解説者、代読:事務局 瀬戸)<要約>

 

 大学院時代に鎌倉保育園に伺い、園長にいろいろとご教示いただき、施設運営に関する

史料を開示していただいたことをよく覚えています。音次郎日記を購入し、いくつもの史

料をいただいたことを記憶しております。

 私はいま「戦争孤児たちの戦後史研究会」を運営しています。来年・戦後75年を期し

て、戦争孤児体験者の方々の証言を聴く会とシンポジウム企画するとともに、『戦争孤児

たちの戦後史(全3巻)』を出版する予定です。ぜひ佐竹音次郎と鎌倉保育園の戦中戦後

の歩みに関して、ひとつの章を設けたいと願っております。

 音次郎の生き方から頭に浮かんできた言葉は“気骨”(自分の信念を守って、どんな障

害にも屈服しない強い意気)です。何にもまして社会の事実・現実・真実に誠実に向き合っ

た生き方です。さまざまな困難にたじろがずに向き合う誠実な姿勢こそ私たちが受け継ぐ

べき遺志です。現代社会の子どもたちの現実を前に、音次郎の遺志を受け継いだ無数の実

践者が求められているのだと思います。

 多くの人たちに本書を読んでいただき、それぞれの持ち場で時代に立ち向かう希望を胸

に刻みたいものです。とりわけ保育・福祉や教育の現場で奮闘されているみなさまに音次

郎のエールが届き、また子どもたちが読んでくれることを心から願っています。本書を通

して全国で現代の音次郎が生まれ、その一人ひとりが子どもを大切にする国・地域・施設

を創っていく希望に挑戦していくことを願っています。

 希望をつくるのは一人ひとりの決意からと思っています。

 

5 音楽の時間(シンガーソングライター 農夢民[のむど/谷崎順一様])

 

 音次郎が竹島の農家で生まれ育った事、やがて農業について行けずに学問を志した事。

しかしその後、外地において農業により施設運営を志した時に、兄を招いて指導を仰いだ

事など、音次郎と農業は深い関係があると分かってきました。今回は、四万十市蕨岡で親

子10代にわたって農家を営みながら、シンガーソングライターとして活動されています

農夢民さんに、「米」というヒットソングを是非この場で歌っていただきたいと、お招き

しました。

 

[谷崎さんの談話] こんばんは。僕もこの本を読んだけれど、よいよ読みやすくて、地

元の言葉で書かれちょって。一気に読んでしまいました。すごい、音次郎のような気持ち

を、大人はみんな持って、日本国民も、お国も、保育の行政を切るのではなくて、下手な

大金、ドブに捨てているようなお金を保育の方に回して欲しいな、と考えておりました。

 今日は会場で僕の友人に会いまして、その方を舞台に上げたいと思います。村井さんは

窪川で町議会議員として活躍しております。

 

[村井まなさんの談話] 谷崎さんから御紹介いただきました、村井まなと申します。私

の祖母が、音次郎さんの孫になります。それで、自分自身はミュージシャンとして活動し

ながら今は四万十町議会の議員をさてもらっています。自分に子供が生まれて、より良い

社会を残していきたいという思いが高まって、議員になる事を決めました。音次郎のストー

リーというかヒストリーを教えてもらって、自分の先祖の話を聞いたりして、1人1人の

命があるのは、みんなが生きてきた証なので、いただいた命をしっかりと生きていくとい

うか、輝かせて生きていきたいなと思います。

 

6 あいさつ (著者・出版社)

 

 (著者 横山充男)<要約>

 

 3〜4年前、浦田一雄君から「音次郎を知っちょるか」って訊かれ、ちょっと調べると、

これがとんでもない男。現代の私たちの価値観の定規や分度器では測れない、生き方の大

きさとか、角度がある。

 これを児童書として書くのはかなり難しいなと思ったが、音次郎は何千人も子供を育て

たので、これを子供向けに書くべきだと思った。どこも出版社は見向きもしてくれなかっ

た。音次郎のとんでもない生き方、とんでもない人物は、世の児童文学の出版社の尺度に

は合わない。

 これをどうやって本にしたら良いだろうか思っていた時に、南総里見八犬伝、98巻の長

編を「原稿80枚で子供に分かりやすく、おもしろく、現代風に書いてくれ」と、とんでも

ない注文をしてきた編集社を思い出した。音次郎というとんでもない人物を、ひょっとし

たらこのとんでもない編集社が本にしてくれるのではないかと、原稿を送れば本になった。

 今の子供たちに音次郎のとんでもない、現代の尺度も分度器も合わない、そういう生き

方をぜひ教えてあげたい。そこから新しい人生を今の子供たちに考えてもらいたいと思っ

て書いた。

 できれば幡多郡の小学生は、小学校を卒業するまでにこの音次郎の本を1回読む。そし

て音次郎について考えてみる。そういう学習をしていただければと思う。

 

 (出版社 滑w研プラス 幼児・児童事業部 児童読み物チーム 松山明代様)<要約>

 

 とんでもない編集社の松山です(笑)。横山氏からの原稿を初めて読んだ時の衝撃は今

でも鮮明に覚えています。音次郎さんのとんでもない生き方に私はほんとうに驚きました

し、そしてその生き様を児童書の枠の中で1冊にまとめ上げられている横山氏の文章力の

凄さに改めて驚きました。

 児童書は中々爆発的に売れるような分野ではなくて、ただ、長く売れる特徴があります。

10年後20年後、長く音次郎さんの生き様が読み継がれていく事を願っております。

 

7 図書贈呈 (幡多信用金庫様から幡多地域小中学校全校へ)

 

 市民団体として活動している音次郎会は設立5周年。広く市民の参加ができるように会

費は設定せずに、各種助成金と寄付金によって運営されている。「地元と共に」がキャッ

チフレーズの幡多信用金庫様は、設立当初から音次郎会唯一のオフィシャル・スポンサー

として、活動資金を助成して下さっている。幡多信は、今年創業90周年でその延長上で今

回、伝記を旧幡多郡の全市町村の、すべての小中学校に贈呈して下さる事となった。

 

[松田理事長] 目録 学研刊行 横山充男著 万人の父になる−佐竹音次郎物語−100冊。

右を幡多地域の各小中学校へ贈呈いたします。令和元年11月3日 幡多信用金庫 理事

長 松田基。

 

8 フリーお祝いメッセージ(各テーブルから)

 

 @ 前・栄光会理事長(音次郎会委員)小椋茂昭さん <要約>

 

 若草園創立55周年の継続的な研修事業として高知大学の玉里教授に講演をお願いしまし

た。音次郎さんをどうしてもこの中村、地元の人に知ってもらいたい。そういう思いで顕

彰活動をはじめたました。

 その後、栄光会から独立して市民団体として発足した音次郎会の山ア会長、浦田会長の

お陰、横山先生のお陰で今日のこの様な日を迎える事ができました。私はみなさまのご協

力に感謝する思いで現在、音次郎の伝記を140人の方に普及して参りました。どうかこの

席にお出でのみなさま、自分が満足するだけでなく、1人でも2人でも多くの方に音次郎

物語を普及していただけますようにお願いします。

 

 A 横山充男先生の従兄弟 横山喜一さん <要約>

 

 「充男!」……っ言うたらいかん。「充男先生」って言わなあいかんねゃ、こりゃあ。

どうも、皆さん、ありがとうございます。

 

 B 音次郎の孫の夫 渥美武男さん <要約>

 

 音次郎は私の家内の祖父になります。音次郎が一番かわいがっていた孫娘が、私の妻で

ございます。音次郎の鞄持ちをして京城や旅順、大連、北京そして台北を回っていたよう

でございます。私は音次郎の事を家内から聞きました。皆さんのお陰で、目を開かさせて

いただきました。どうもありがとうございました。

 

 C 横山充男先生の同級生 大西正祐さん <要約>

 

 横山さんが伝記を出版するのは坂本龍馬に続いて2回目と思っております。読ませてい

ただいて、ぜひ御寄与させていただきたいと思います。まなちゃんが音次郎さんと繋がり

があるという事を今日、はじめて知り、何か理念があるなあ、と思います。

 

 D 音次郎会副会長 安藤眞さん <要約>

 

 出版、ほんとうに嬉しいです。音次郎のバックボーンはキリスト教の精神に満ち溢れて

います。音次郎は破天荒と聞いていたのですが、本人はきっと神さまの言うことをよく聞

いて、そういう忖度をして事業を進めたのであって、そろばんを弾いたとか、10年計画

でやるとか、そういうのは一切ないのです。すべて信仰に基づいて行動している。そうい

う点を読み込んでいただければ幸いです。

 

9 作品の朗読 (72ページ8行目「人助けの慈善事業だ?」から76ページ)

 

[司会] さて、それではいよいよここで、横山充男先生ご執筆の新しい、保育の父・佐

竹音次郎の伝記「万人の父になる−佐竹音次郎物語−」の一部を朗読させていただきます。

紹介する作品の場面は、音次郎は上京して医者となり、江ノ島の近くに腰越医院を開業し

ます。そして、そこには小児保育院と看板も掲げて、困っている子供たちをたくさん預かっ

て育てていました。ところが医者としての収入だけではやっていけなくなります。音次郎

は自分の身体にむち打って働きましたが、多忙を極めて、肺結核になってしまいました。

そこで妻の熊にすすめられて療養のために四万十川のほとりの竹島の実家に5歳の長女・

里を伴って戻るシーンです。

 

10 お礼の言葉 (浦田一雄会長)<要約>

 

 みなさま今日はこんなにも多くの方がお集まりくださいまして、ほんとうにありがとう

ございました。

 私は著者の横山充男と小学校1・2年、5・6といっしょでした。中学校になってもク

ラブ活動がいっしょで夜は塾でいっしょでした。彼に金ちゃんとあだ名が付いたのですが、

我々にとっては彼は「金ちゃん」なんですよ。

 金ちゃん、今日は出版、どうも、おめでとうございます。

 そして編集社の学研の松山さんにも大変お世話になりました。今日ここにお集まりの全

員のみなさまに、ほんとうに今日は御多忙の所、お集まりいただきまして、ありがとうご

ざいました。

 金ちゃんは受付でサイン会を催しますので、ご希望の方は金ちゃんから受付でサインを

いただいてください。

 

11 連絡事項 (事務局 瀬戸雅弘)

 

閉会の辞(司会者) 19:59閉会

 

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【2】「万人の父になる」の購入方法とお願い

 

 新しい伝記は地元書店でも、インターネット通信販売各社でも購入する事ができます。

また、音次郎会でも頒布しております。定価は1冊1,650円(税込み)です。音次郎会では

1,350円で特価頒布しております。

 ただし、事務局に取りに来られる以外ですと送料(100円)+振込手数料(152〜203円)

が別にかかってしまいます。1冊だけの場合は書店や通販で買われた方が安くなる場合が

あります。

 また、長くこの伝記が販売され続けるように、初版絶版とならないためにも、再版、第

3版と、音次郎会としても重版をめざしたいと思います。皆様の中で文化的な贈り物、プ

レゼントとして本書を利用するなど、1冊でも多く売れる事にご協力をお願いいたします。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 現在の会員数 95 名 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

2019.11.21 Thu

 

  日本で初めて「保育」という言葉を生み出した「佐竹音次郎」に関心のある方、

 入会希望者のご紹介など、お気軽にご一報ください。事務局から案内をお送りしま

 す。高齢化により、会員数が自然減している現状です。

 

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   │保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会│    会長 浦田一雄

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 各種お問い合わせは →→→ 四万十市下田2211(若草園内)

                0880-33-0247 瀬戸へどうぞ♪

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