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┃保┃育┃の┃父┃・┃佐┃竹┃音┃次┃郎┃に┃学┃ぶ┃会┃★┃通┃信┃

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┃ ┃音┃次┃郎┃会┃◆┃I┃N┃F┃O┃◆┃v┃o┃l┃.┃2┃1┃

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          (名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会 会長 中平菊美

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          (名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会

 

 コロナ禍3年目の年末に第8波襲来ですが、音次郎会では引き続き内務強化を図って

おります。史料整理作業がどんどん進んでおります。

 

 保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会(通称:音次郎会)から会員の皆さまに会報(メール

マガジン)をお届けします。

 

◆◇INDEX◆◇

 

【1】日誌(複製版)の贈呈拡大

【2】音次郎史料調査カードの電子化が完了する

【3】高知新聞への掲載が相次ぐ

【4】夢の碑案内看板が完成する

【5】竹島小学校の総合学習で訪問する

 

――――――――――――――――◆◇◆◇

 

【1】日誌(複製版)の贈呈拡大

 

 2022.6. 4(土) 、音次郎資料室に保育の父・佐竹音次郎が34年間にわたって綴った毛

筆日誌(一部ペン字)の複製版を、希望者が閲覧できるように展示しました。この日、

取り組み日数15日、延べ60人役で日誌複製版の製本作業が完了したからです。詳しい製

本作業の様子は前号かホームページをご覧下さい。

 

 複製版が完成してから音次郎会では、史料提供者である音次郎縁者や音次郎と関わり

があった児童養護施設などにも贈呈をしました。そして、最大の目的は多くの歴史研究

家の手に届き、目に触れ、まだ知られていない音次郎の事や当時の事実を発掘する事に

あります。

 

 その道筋を付けるために、先ず 7.15(金) 高知城歴史博物館を訪問し史料整理作業の

謝意を表し、今後、城博にも日誌複製版を収蔵して頂く依頼を行いました。また 9.15

(木) 四万十市教育長を訪問し完成の報告と贈呈について会談しました。

 

 10.21(金) 四万十市長応接室にて日誌複製版贈呈式が執り行われ、市長、教育長、生

涯学習課長、担当職員2名同席の中、中平菊美会長から中平正宏市長へ日誌複製版が手

渡されました。11月になって、市役所2階の市立図書館では郷土史のコーナーに館内閲

覧の状態で日誌複製版が展示され、収蔵書籍の検索用パソコンにも登録が完了している

状態になっております。

 

 ただ今、高知県知事への贈呈と県立図書館や文学館などより多くの歴史研究家が閲覧

できるように各施設へも拡大して贈呈をする画策中です。内々では「やがては国会図書

館にも収蔵できればいいね」と、大きな夢を描いております。

 

――――――――――――――――◆◇◆◇

 

【2】音次郎史料調査カードの電子化が完了する

 

 城博さんとの足かけ4年の調査カード作成が4月に完了し、順次、NPO法人四万十市

シニアネットワークさんのご協力により電子化を進めておりました。ところが代表者の

訃報を受け一時中断しておりましたが、松山の就労継続支援B型施設「なかまの会」が

引き継いでくださり、9月に合計549枚すべての調査カードが電子化されました。現在、

事務局にてデータの統合・整理作業を進めております。

 

 また、それと平行して史料本体の電子化にも取り組み、8月に完了しました。この作

業には日誌複製版製本作業でもご尽力頂いた地元ボランティアの皆様のご協力により完

遂することができました。

 

 「【1】日誌(複製版)の贈呈拡大」記事で、四万十市へ日誌複製版の寄贈をお伝え

しましたが、その贈呈式の時に市長から次のようなお言葉がありました。「一般的に歴

史資料の整理は専門家や博物館、図書館等で行われることが多い中、市民活動の一環と

して資料整理が進められたことは珍しい活動と言える」。 音次郎会の活動が全国的に

も郷土史発掘と伝承の1つのモデルケースとなればと願います。

 

 史料本体のデータにつきましても、目下、事務局にてデータの統合・整理作業を進め

ております。今後、可能なものから広く研究用に公開していきたいと準備しております。

 

[史料電子化の流れ]

 

2019年

4. 8(月) 高知城歴史博物館館長と企画員来訪し今後の打ち合わせする

 

2020年

2. 8(土) 城博学芸員と史料整理着手、13人出席

8.24(月) 城博と史料整理②、7人出席

9.22(火) 城博と史料整理③、7人出席

9.22(火) 城博により日誌の電子化着手

11. 5(木) dōTERRA JAPANボランティアによる史料整理作業(第1回)48人出席

11.10(火) dōTERRA JAPANボランティアによる史料整理作業(第2回)63人出席

11.26(木) dōTERRA JAPANボランティアによる史料整理作業(第3回)53人出席

12.18(金) 城博との史料整理作業を計画するがコロナで中止

 

2021年

3.11(木) 城博による日誌電子化完成、合計9,355枚の画像データを受け取る

3.11(木) 城博と史料整理④、12人出席

3.12(金) 調査カード第1弾を四万十シニアネットワーク川山代表が電子化奉仕完了

5.24(月) 調査カード第2弾を四万十シニアネットワーク川山代表が電子化奉仕完了

10.12(火) 城博と史料整理⑤、7人出席

 

2022年

1.13(木) 城博と史料整理⑥、8人出席

2.24(木) 城博と史料整理⑦、9人出席

4.19(火) 城博と史料整理⑧、12人出席

6.21(火) 調査カード電子化をなかま共同作業所(松山市)へ委託のため発送する

7.21(木) 手紙・木箱書類の電子化をボランティア3人と事務局で開始する、以下連日実施

8. 2(火) 史料電子化が5日間のべ12人を費やして完成する

9.17(土) 調査カード電子化が完了、なかま共同作業所からデータが到着する

 

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【3】高知新聞への掲載が相次ぐ

 

 2021年度は音次郎会でのマスコミ・メディア露出はまったくありませんでしたが、史

料整理作業などが完了してきたことから今年度はすでに3回、高知新聞に掲載されまし

た。

 

① 8.28(日) ちいきのおと 85竹島「郷土が生んだ福祉の先駆者」

 

 この記事は竹島の先人としての保育の父・佐竹音次郎の基本的な活動についてある程

度の紙面を用いて詳しく紹介され、「【2】音次郎史料調査カードの電子化が完了する」

の記事でも紹介した地元ボランティアの方々と郷土史編纂に取り組んだ成果物としての

「音次郎史料」が、今後、研究に有益となることを期待している希望が著されています。

 

② 9.23(金) 時空 「夢の碑」

 

 この記事は高知新聞社の記者が交代で執筆しているコラムです。故西内育二朗副会長

が郷里に帰ってきて自分史作りを開始された時に、旧竹島神社で夢の碑に出逢われた時

の衝撃から「竹島の偉人」(児童福祉に生涯を捧げた佐竹音次郎「夢」碑の由来)を自

費出版に至った出来事を彷彿させます。育二朗氏の著書は後に音次郎会発足のきっかけ

にもなったと言えます。このコラムからも新しい展開を期待します。

 

③ 10.22(土) とさトピ「佐竹音次郎の日誌複製本を寄贈」

 

 こちらは前日に市長・教育長訪問をして日誌複製版を贈呈した内容がコンパクトに的

を射て伝えてくれています。小さい記事の中にも贈呈された冊子も含む写真が掲載され

ました。

 

 この会報にも3つの記事の写しを付録としておりますが、①の記事は大きいため文字

が小さくなっております。音次郎会ホームページではすべての記事を拡大して見ること

ができるようになっております。

 

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【4】夢の碑案内看板が完成する

 

 保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会の事業内容には史跡の整備もあります。2017年には全

県を挙げて文化的観光イベント「志国高知 幕末維新博」開催に併せて、四万十市観光

商工課のご尽力により県道沿いに音次郎史跡への案内標識を設置して頂きました。

 

 2021年度からは大口寄付金を基金として音次郎会として史跡への案内看板設置をする

取り組みをはじめました。4月には年度を越えて、辞世の句碑案内看板が完成しました。

 

 11. 5(土) 、夢の碑への案内看板についても設置完了しました。辞世の句碑案内看板

の時と同様、定例会で参加者全員での看板文面の検討、竹島地区長さんはじめ役員の皆

様のご理解とご協力、看板屋さんの現場立会から完工までのご尽力により完成しました。

写真はホームページで見ることができます。

 

「~夢の碑~ 1876年(M9)紺屋町から竹島に戻ってきた12歳の音次郎は将来に悩み、こ

こで三日三晩丑の刻詣りをしました。最後の夜、夢を見ました。小児保育院開設後の1900

年(M33)にも療養のために竹島に戻っています。この時に音次郎は「夢」一文字に自分

の思いを込めてこの碑を建てたようです。まだ詳細がわからない謎の多い石碑です。」

 

 

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【5】竹島小学校の総合学習で訪問する

 

 音次郎も通った竹島小学校では2002(H14)年ころから地域の先人・佐竹音次郎につい

ての学習に取り組んでいます。音次郎会が2015(H27)年に発足してからは音次郎会から

総合学習に訪問するようになり、今回で4回目です。今年も前年に引き続き、11. 4(金)

に座学1時間、11. 8(火)に野外学習2時間を割いて頂き、音次郎の生き様を学びまし

た。

 

 今年の5年生は「佐竹音次郎さん広め隊」と名付けて、まだあまり知られていない保

育の父の魅力を発信していく狙いで取り組んでいます。音次郎キャラクター作り、音次

郎マップ作り、音次郎ソング作りにも取り組む予定との事で、キャラクターから派生し

て紙芝居作りにも到達できれば、との大きな目標があるようです。

 

 音次郎会では紙芝居作りにも取り組んでいますが、作画の分野で座礁している状況に

ありますので実現できれば新しい視覚教材となるので大いに期待しています。

 

 生涯学習として竹島小学校ばかりではなく、その他の学校、地域の学習会やイベント

等で音次郎を紹介するプログラムをお届けします。ぜひ催事の企画者さまはご一考くだ

さるようお願い申し上げます。

 

 竹島小学校での訪問授業の様子は音次郎会ホームページにて過去の分も含めて閲覧す

ることができます。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 現在の会員数 120 名 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

2022.11.14 Mon

 

  日本で初めて「保育」という言葉を生み出した「佐竹音次郎」に関心のある方、

 入会希望者のご紹介など、お気軽にご一報ください。事務局から案内をお送りしま

 す。現在、鎌倉子孫の御協力により鎌倉一円の会員が増えております。地元で興味

 関心がある方があれば、ぜひ事務局に御紹介ください。

 

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  │保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会│ 会長 中平菊美

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 各種お問い合わせは →→→ 四万十市下田2211(若草園内)

                0880-33-0247 瀬戸へどうぞ♪

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