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┃保┃育┃の┃父┃・┃佐┃竹┃音┃次┃郎┃に┃学┃ぶ┃会┃★┃通┃信┃
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┃ ┃音┃次┃郎┃会┃◆┃I┃N┃F┃O┃◆┃v┃o┃l┃.┃2┃6┃
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取引銀行 幡多信用金庫 下田支店 普通預金 88502
(名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会 会長 中平菊美
ゆうちょ銀行 振替口座 01650-8-43162
(一般銀行向口座番号:当座預金 一六九店 43162)
(名義)保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会
先日、朝日新聞の全面広告で横山大観の掛け軸(複製品)が1本11万円で通信販売され
ていました。音次郎の事業資金捻出のために揮毫を寄付した彼の作品が、現代でもこれほど
価値あるとされている事に改めて驚かされました。
地震、戦争、物価高……歴史は繰り返す事を痛感させられております。ごぶさたしました。
保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会(通称:音次郎会)から皆さまに会報(メールマガジン)を
お届けします。
◆◇INDEX◆◇
【1】史料読み解き学習会の報告
【2】奉加帳レプリカ制作中
【3】小学校4校への卒業記念品贈呈
【4】幡多信用金庫下田支店が閉店する
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【1】史料読み解き学習会の報告
会報前号から今号までに2回の読み解き学習会を開催しました。これは、整備された史料
を用いた学習会を充実させるという年度計画に基づくものです。
学習会も形になってきて3回目までは学習会の中で自力で読み解いていましたが、専門的
な内容で参加者全員が読み解きする事は古文解読が苦手な方に苦痛をしいる事になります。
4回目からは地方文書学習会のメンバーにご協力いただいて、事前に解答を持った上で開催
するようにしました。この為、開催の準備に時間がかかり、開催頻度が下がっております。
10月に行った第4回では音次郎の晩年、これまで牽引してきた児童福祉事業をどう継承し
ていくか、後継者について音次郎が考えを述べている音次郎信書を読みました。
採り上げた手紙は、鎌倉保育園の海外支部が旅順支部からはじまって各国へと広がる中、
乾綾雄氏に将来的に通訳として就任してもらう為に親戚筋なども含めて丁寧に交渉している
内容のものでした。中平会長から乾氏と鎌倉保育園との関わりや、その後の事について解説
がありました。結果的に乾氏は家庭の事情等により鎌倉保育園を早期退職して中村へ帰ります。
乾氏は音次郎の伝記2冊と、漢詩の研究本を自費出版されました。今回、解読した手紙に
よって、乾氏が何故ここまで漢詩に拘ったのかが分かるようになりました。同時に、音次郎
が日誌を漢文で書く事に取り組んでいた事も、状況的に理解が進みました。
当日は乾綾雄氏が音次郎子孫に贈呈した慈善書画会の作品を展示しました。その書画は昨
年、その子孫から音次郎会に贈呈された貴重なものです。作者は奉加帳にも名前がある方で
した。また、当日は乾氏のお孫さんも遠路、駆けつけてくださいました。
12月には第5回を開催しました。この内容は今号の別冊読み物シリーズ15をご参照下さい。
次回の日程が決まり次第、お知らせします。ぜひご参加ください。
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【2】奉加帳レプリカ制作中
保育の父・佐竹音次郎の「鎌倉保育園 慈善書画会賛助 芳名簿」は昨年8月に原本と活字
版を見開きにした見やすいMix版を音次郎会ホームページに公開しました。また、前号にて
全体の賛助者概要をお伝えしました。
2冊の奉加帳に名を連ねる錚々たるメンバー652人(第1回 459人、第4回 192人)の躍
動感溢れるサインをより多くの人に見て頂けるように、なるべく実物に近い複製版(レプ
リカ)を制作中です。
明治40年頃の文献ですのでレプリカ制作手法を確立するためには多くの困難があり、ま
た完成にも多難を要しますが少しずつ完成に向かって進んでおります。
繰り返しになりますが、現在、570人までしか判読できず、残り82人が難しい崩し字など
で、その人物が誰なのかが判りません。特に第4回奉加帳には読めない人物が多く存在し
ています。その中の1人でも、「誰なのか?」分かった場合、また、読み間違っているの
では等の御指摘があれば音次郎会まで御一報くだされば助かります。よろしくお願いいた
します。
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【3】小学校4校への卒業記念品贈呈
今年も音次郎ゆかりの4校に卒業記念品として「万人の父になる-佐竹音次郎物語-」
(横山充男著)を贈呈しました。今年で4年目の取り組みです。
3月22日金曜日、竹島小学校は14名が卒業しました。音次郎は養子先が夫婦不和となり
実父によって生家に呼び戻されました。そして少しの期間だけ開校したばかりの竹島小学
校に通わせてもらい、後に助手として務めました。竹島小学校の卒業生にとって音次郎は
彼らの大先輩になります。贈呈役は中平菊美会長が担当しました。
同日、下田小学校は6人が青春の海原へとこぎ出しました。下田は大正時代まで港町とし
て県内でも屈指の栄えた港でした。音次郎の時代、中村から県内外に出掛ける時は必ず下
田港の航路を利用しました。渡辺誠監事が担当。
同日、八束小学校では13人の児童が新伝記を手にしました。八束は、音次郎が鍋島小学
校の教師となり自立するようになったので、八束村名家の分家の婿として迎えられた場所
です。
小椋茂昭副会長が担当。
3月21日木曜日、中村小学校40名に卒業記念品贈呈をしました。事務局・瀬戸雅弘が担当。
中(なか)小(しよう)は音次郎が7歳で紺屋町に養子に出された翌年、開校しています。
音次郎は中村小学校第1期生だった可能性がありますが、途中で竹島に戻りましたので幻
の卒業生となりました。この事は読み物シリーズ8「学制150年と音次郎の勉学」で詳しく
論じております。ご参照ください。
音次郎会では引き続きこの活動を継続したいと考えています。その為のスポンサー企業
も募集しております。
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【4】幡多信用金庫下田支店が閉店する
3月22日金曜日、幡多信用金庫下田支店は72年にわたり営業を続けてきましたが、本日を
もって閉店する事になりました。
幡多信金創業95年の歴史の中で下田支店の位置づけは大きかったと思います。かつては
下田には銭湯も映画館もあった時代があります。しかし、江戸時代に盛んだった木材需要
は外国材輸入に置き換わり、木炭需要が燃料変遷により激減し、やがて下田航路がなくな
り陸路運輸に置き換わり、栄えていた港町・下田の町は大きく衰退しました。ちなみに、
日本の国土は7割が森林ですが国内消費木材の7割を輸入に頼っているそうです。四万十
ひのきが再び国内で需要が高まる事を夢見たいと思います。
この閉店最後の忙しい日に、下田支店最後のご寄付を音次郎会に頂きました。改めて感
謝申し上げます。
幡多信の創設者である貞広虎吾は、音次郎の養子先である佐竹家・本家の佐竹幾次郎の
長女・嘉奈を妻として迎え入れており、音次郎の紺屋町繋がりの中で関りがあります。そ
の幡多信下田支店をメインバンクとしています音次郎会に、音次郎会発足以来ずっとご支
援いただいた事は大変光栄な事でした。
音次郎会では引き続き、ふるさと教育の一環として伝記贈呈などの活動を繰り広げてい
きます。改めて、この活動をご支援くださるスポンサーも募集しております。よろしくお
願いいたします。
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2024.5.2 Thu
日本で初めて「保育」という言葉を生み出した「佐竹音次郎」に関心のある方、
入会希望者のご紹介など、お気軽にご一報ください。事務局から案内をお送りしま
す。お知り合いの方があれば、ぜひ事務局に御紹介ください。
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│保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会│ 会長 中平菊美
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0880-33-0247 瀬戸へどうぞ♪
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