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┃保┃育┃の┃父┃・┃佐┃竹┃音┃次┃郎┃に┃学┃ぶ┃会┃★┃通┃信┃

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┃ ┃音┃次┃郎┃会┃◆┃I┃N┃F┃O┃◆┃v┃o┃l┃.┃0┃5┃

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 本格的な夏がやってきました。日本一暑い街・四万十市から音次郎通信の発信です。

2013年の41度は日本観測史上最高とのことですが、沖縄よりも暑いというのは驚きです

ね。この年は音次郎会の準備段階で、音次郎の研究が地元で始まった年でもあります。

音次郎の厚い福祉の心も気温上昇に一役買っていたのかもしれません。

 

 保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会(通称:音次郎会)から会員の皆さまに会報

 (メールマガジン)により会の動きを報告させていただきます。

 

 今号では、発足3年目の総会の様子と年度の計画を中心にご報告します。

 

◆◇INDEX◆◇

 

【1】2017年度 講演会・定期総会報告

 

【2】没後77年墓前祭の開催について

 

【3】音次郎の手紙が見つかる

 

――――――――――――――――◆◇◆◇

 

【1】2017年度 講演会・定期総会報告

 

 ●講演会「佐竹音次郎 児童福祉先駆者に学ぶ」

 

 今回の講演会では「佐竹音次郎 児童福祉先駆者に学ぶ」と題して青木浩元若草園園長に講演をしていただきました。青木さんは音次郎が開設した鎌倉保育園の理事も務めた事があり、音次郎本人とは対面する事が叶わない時間の隔たりがありますが、後継者である娘や多くの後継者達とご面識があります。音次郎が展開した児童福祉の先

駆的取り組みを生々しく語る事ができる貴重な証人です。

 

 青木さんには昨年の第3回定例会においても講演をしていただきました。その時はご自身の生い立ちと音次郎が重なる部分がある事や、ボランティアを通して児童養護に携わる事になり、鎌倉保育園で住み込んで研修をされた事など興味深く語って下さっていました。

 

 今回は音次郎が成し遂げた事柄を9項目に分けて紹介し、同志である石井十次などの主義と比較しながら総合的に音次郎の児童福祉の先駆性を語って下さいました。会の終わりには、音次郎が愛唱していた讃美歌を共に歌う時も持ち、内容豊かな講演会となりました。

 

 また中山四万十副市長からは講演会の冒頭に祝辞を頂戴し、青木さんの熱演を最後まで興味深く傾聴していただきました。。

 

 講演会の内容は、近日中に音次郎ホームページに掲載する予定ですのでご覧下さい。

 

 ●定期総会

 

 以下の内容で総会を行い、承認されました。

 

議案1 2016年度活動・収支報告

 (1)活動報告

 (2)収支決算報告

 (3)監査報告

 

議案2 2017年度活動・予算計画案

 (1)活動計画案

 (2)予算案

 

議案3 会則の改定

 

議案4 役員改選

            (議長:福留久美若草園施設長)

 

議案1 2016年度活動・収支報告

 

 (活動方針はホームページに掲載されておりますのでこの場では省略します)

 

[総括]

 

 今年度は講演会に、音次郎の曾孫である佐竹要平氏をお迎えして、非常に内容の充実した講演をしていただく事ができた。四万十市長も参集されて祝辞を頂戴できた。反面、毎年の課題でもある参加者動員が弱く、もったいなかった。音次郎会は現在会員数78人で、年間を通して1名増と、横ばいである。役員体制は分掌表を作成し、

役員会から定例会へと会の趣旨を改めたが、参加者が平均10人であり会の活性化にはまだ効果が出ていない。

 中村高校との紙芝居作成は4回に及ぶ打合せを経て、順調に進んでいる。

 機関誌・ホームページによる広報活動はゆるやかに展開されている。ホームページのアクセス数は520である(2017.4.26現在)。助成金は社会福祉法人栄光会、児童養護施設若草園、幡多信用金庫が継続的に支援して下さり、今後も拡大していきたい。

 2017年3月4日から始まった「志国高知幕末維新博」に連携して音次郎も取り上げていただく働きかけを続けてきたが、その甲斐あって県道20号線上に音次郎史跡への案内看板が設置され、中央公民館にも音次郎のパネルが設置された。

 創設2年目としては、参加者、役員、行政などの協力を得て順調な活動が展開できた。

 

議案2 2017年度活動・予算計画案

 

[活動方針]

 

 音次郎会は設立3年目となる。まだまだ、その存在と活動が世間一般に認知されているとは言えないので、広報活動に力を入れていきたい。機関誌やインターネット・ホームページも引き続き活用していきたい。

 今年と来年の2年間にわたって「志国高知幕末維新博」が高知県下全域を会場として展開され、四万十市にもサテライト会場が置かれて「四万十川下流域コース・海までロイロイ」にて音次郎の史跡が取り上げられている。これを気運に来年度は再び市民大学で音次郎のコマを誘致するなど、連携した広報活動を行いたい。

 音次郎準備会当初から、鎌倉保育園の後進である聖音会や鎌倉在住の音次郎子息にはたびたび生誕地にお越しいただき、会の発展にご尽力いただいた。音次郎会の研鑽や史料発掘の目的も含めて、今年度は音次郎会として鎌倉訪問事業を計画・実施したい。

 

[具体的目標]

 

 1 中村高校漫画研究部との紙芝居コラボ制作を完遂させる。

 2 志国高知幕末維新博と連携をしつつ音次郎の史料整備をはかる。

 3 総会と講演会を開催する。

 4 機関誌(メールマガジン)を発行する。(2回予定)

 5 ホームページを更新する。

 6 鎌倉訪問をし、音次郎の足跡をたどる。

 7 会員を募集し、役員の後継者の育成、組織の強化を図る。

 8 助成金を申請し、寄付金や募金を募り会の運営資金を賄う。

 

議案3 会則の改定

 

 昨年度の総会で提案されて1年をかけて定例会で検討した結果、役員の任期を1年から2年へと延長するように会則が改定されました。

 

議案4 役員改選

 

 会 長 浦田一雄(新任・元副会長)

 副会長 山ア祥正(新任・元会長)

  〃  中平菊美(留任)

  〃  宮村和輝(留任)

 

(副会長の西内育二朗氏は4月4日逝去されました。音次郎会としての大きな損失であります。西内副会長が会の発足に尽力して下さったことや、自費出版された『竹島の偉人(児童福祉に生涯を捧げた佐竹音次郎「夢」碑の由来)』を大いなる遺産として引き継いでいきたいと思います)

 

 委員、監事、事務局についてはホームページにて紹介させて頂きます。

 

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【2】没後77年墓前祭の開催について

 

 音次郎墓前祭を音次郎の命日である8月16日に開催することになりました。生誕150年記念講演会でも墓前祭を行っておりましたが、音次郎会発足後は初めてで3年ぶりの墓前祭となります。

 

 活動の総括でも触れましたが、維新博の関係で音次郎の史跡案内看板が設置されました。今回はその中の1つである「辞世の句碑」が存在する竹島集会所を中心に墓前祭を開催します。竹島墓地は駐車場がなく、山の中に存在しますので、竹島集会所に集合した後、箱バンに分乗して墓地付近にはまとまって行くようにします。墓前祭の後、竹島集会所で小さな学習会を行います。中平副会長より音次郎の墓碑について興味深く語って頂く予定です。

 

 お盆のど真ん中の大変いそがしい日程ではありますが、音次郎の命日に開催することに意義を見いだしての設定です。どうぞ、ご参加下さい。(チラシがございます)

 

「佐竹音次郎 没後77年記念 墓前祭」

日時 2017年8月16日(水曜日)あさ9時〜11時

場所 竹島集会所(高知県四万十市竹島1011)

備考 50mほど山道を歩く必要がありますので、それに対応した服装でご参加下さい。

 

 なお、墓参を省略して学習会だけのご参加も歓迎いたします。墓参の時間には涼しい集会所で参考資料をご覧になりつつ、辞世の句碑を見学することも可能です。

 

 

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【3】音次郎の手紙が見つかる

 

 前回の通信にて音次郎のお宝(歴史的資料)を求めるお話をしておりましたが、音次郎の甥である乾綾雄さんと音次郎が交わした書簡が3通、乾さんの遺品から発見されました。音次郎会ではこの内容の分析を更に進めると共に、遺族から提供して頂けるように交渉し、今後、改築中の四万十市郷土資料館へ収蔵して頂けるようにも行政へ働きかけていく予定です。

 

 書簡の内容は音次郎が頒布していた書画の収納容器に関するものなど、音次郎の日常的な活動がうかがい知れるものです。別の機会にご紹介させていただきます。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 現在の会員数 93 名 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

2017.7.20 Thu

 

  日本で初めて「保育」という言葉を生み出した『佐竹音次郎』に関心のある方、

 入会希望者のご紹介など、お気軽にご一報ください。

 

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  │保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会│     会長 浦田一雄

  └──────────────┘ 事務局:四万十市中央公民館内

                   「保育の父・佐竹音次郎に学ぶ会」

 各種お問い合わせは →→→ 四万十市下田2211(若草園内)

                0880-33-0247 瀬戸へどうぞ♪

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